articleニュース

コロラド州、AI規制法を廃止・置き換えへ——「自動意思決定技術(ADMT)」フレームワークに移行

コロラド州議会が SB 26-189 を可決。先進的 AI 規制法 SB 24-205 を廃止し、より狭義の「自動意思決定技術(ADMT)」規制フレームワークに置き換える。5月13日に州議会会期が終了予定で、Polis 知事の署名待ちの状態となっている。

概要

※本記事は公開情報をもとに編集部が再構成したサマリです。一次情報は出典欄をご参照ください。

コロラド州は2024年に施行した先進的な AI 規制法(SB 24-205)の廃止・置き換えに向けた法案 SB 26-189 を上下両院で可決した。2026年5月13日に州議会の会期終了が迫る中、Polis 知事の署名待ちという状況。新フレームワークは「高リスク AI システム」の広義な規制から、個人への意思決定に影響を与える「自動意思決定技術(ADMT)」に対象を絞り込んだ、より限定的なアプローチへ転換する。同時に連邦裁判所が旧 AI 規制法の施行停止を命じており、事実上 AI 規制は一時中断状態となっている。

事実のポイント

  • コロラド州が 2024年 AI 規制法(SB 24-205)の廃止・置き換え法案 SB 26-189 を上下院通過
  • SB 26-189 は「高リスク AI システム」の広義規制から「自動意思決定技術(ADMT)」への絞り込みに移行
  • ADMT は「個人データを処理し、個人に関する意思決定を行う・補助する・指導する」技術と定義(予測・推奨・分類・スコアリングなど)
  • 連邦地裁(コロラド地区)が旧法の施行停止を命令(x.AI LLC v. Weiser)
  • コロラド州議会の会期は 2026年5月13日で終了——知事署名が間に合えばそのまま成立
  • カリフォルニア・イリノイ・コネチカットなど他州の AI との連動が注目される

用語・背景の補足

SB 24-205(コロラド : 2024年に成立した米国初の包括的 AI 規制法。高リスク AI(採用・融資・医療・など重要分野で使われる AI)に対して、開発者・展開者に詳細なリスク管理義務・開示義務を課した。施行前から業界の懸念が大きく、廃止・再構築の議論が進んでいた。

ADMT(Automated Decision-Making Technology): 自動意思決定技術。コンピュータが個人に関する意思決定を生成・補助する技術の総称。カリフォルニア州でも同様の概念でプライバシー規制に組み込まれている。

施行停止(Stay): 裁判所が、法律の合憲性や妥当性を争う訴訟が継続している間、当該法律の執行を一時的に差し止める命令。

注意点

  • 法案が Polis 知事に署名されるかどうか、また最終テキストの内容は5月13日会期終了時点で確定する
  • 旧法を前提に準備していた企業は、新フレームワーク(ADMT ベース)での再評価が必要
  • コロラドの方針転換は他州の AI 規制立案に影響を与える可能性があるが、各州は独自の法整備を継続している
  • 日本企業にとっては、米国でサービスを提供する場合や米国子会社・パートナーがある場合に直接影響する可能性がある

編集部見解

(追記予定)

info 公開情報をもとに編集部が再構成したサマリです。一次情報・追加情報は出典欄をご参照ください。

出典

arrow_backニュース・トピックス一覧へ Autais

5つのご相談入口

目的に合った入口からお気軽にどうぞ。すべてカジュアル相談OKです。