articleニュース
Google Workspace、Gemini に「永続的な指示」機能を追加——最大 1000 件の能動的インストラクションで業務 AI を個別最適化
Google が Google Workspace の Gemini に「永続的な指示(Persistent Instructions)」機能を追加。最大 1000 件のアクティブな指示をユーザーが設定でき、ドキュメント作成・メール返信・データ分析など各業務での Gemini の動作を事前にカスタマイズできるようになった。
概要
※本記事は公開情報をもとに編集部が再構成したサマリです。一次情報は出典欄をご参照ください。
Google は 2026 年 5 月 5 日、Google Workspace の Gemini(特に Google ドキュメント向け)に「永続的な指示(Persistent Instructions)」機能を追加した。ユーザーは最大 1000 件のアクティブな指示をあらかじめ登録しておくことができ、新しいドキュメントへの AI アシスタンスが毎回この指示セットに基づいて実行される。OpenAI ChatGPT の「カスタム指示」や Anthropic Claude のプロジェクト設定に相当する機能であり、主要 AI アシスタントプラットフォームで「永続的なパーソナライゼーション」が標準機能化する流れの一環。
事実のポイント
- 機能の概要: ユーザーごとのカスタム指示セットを Workspace に保存し、Gemini が各ドキュメント・メール・スプレッドシート等で AI アシスタンスを提供する際に参照する
- 最大 1000 件: アクティブな指示の上限は 1000 件。指示の優先度や有効/無効の切り替えが可能
- 適用場面(発表ベース):
- Google ドキュメント: 文書のトーン・構成スタイル・専門用語の使い方を事前に定義
- Gmail: メール返信の定型フォーマット・差出人への応答スタイルを設定
- Google スプレッドシート: データ分析の前提条件・数値フォーマット・表示言語を設定
- Workspace サイドパネルの Gemini との連携: 右サイドパネルで AI に質問する際も同じ指示セットが参照される
- 対応プラン: Google Workspace Business Standard 以上(Business Starter では段階的ロールアウト)
用語・背景の補足
永続的な指示(Persistent Instructions): AI アシスタントに対して、「毎回プロンプトで書かなくても常に適用される前提条件・スタイル指定」を事前登録する機能。例えば「メールの返信は常に敬語で、結論を最初に書く」「ドキュメントはサマリ・本文・アクションアイテムの 3 部構成にする」等を一度設定すれば、以後全ての Gemini アシスタンスで自動適用される。
主要 AI プラットフォームの類似機能:
- ChatGPT: 「カスタム指示(Custom Instructions)」/ Projects の指示設定
- Claude: プロジェクトのシステムプロンプト設定
- Microsoft 365 Copilot: ユーザーの「Copilot ブリーフィング」と個人設定 各社が「パーソナライゼーション」機能の充実を急速に進めており、AI 活用の差別化要因の一つとなっている。
Google Workspace の AI 機能展開状況: Google は 2023〜24 年にかけて Google ドキュメント / Gmail / スプレッドシート / スライドに Gemini(旧 Duet AI)を順次統合してきた。2025〜26 年は「単発の AI アシスタンス」から「継続的に業務スタイルを学習・カスタマイズする AI」への移行フェーズにある。
注意点
- 設定された指示内容はユーザーのアカウントに紐付いて保存されるため、企業管理者側からの可視性・制御方法については IT 管理者向け設定を確認する必要がある
- 1000 件という上限は現時点(2026 年 5 月)の値であり、今後変更される可能性がある
- 指示の内容次第では、想定外の文書スタイル変更・自動修正が発生するリスクもあるため、初期運用では慎重な検証を推奨
編集部見解
(追記予定)
info 公開情報をもとに編集部が再構成したサマリです。一次情報・追加情報は出典欄をご参照ください。