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Figma、「AI Design Agent」限定ベータを開始——自然言語でデザインの生成・編集・プロトタイプ更新が可能に
Figmaが「AI Design Agent」の限定ベータを5月20日に開始。自然言語の指示でFigmaのデザインファイルを操作し、コンポーネントの生成・配置・スタイル調整・プロトタイプリンクの設定まで自律的に実行できる。デザイン変更の意図を理解した上で、デザインシステムとの整合性を維持する機能が特徴。
概要
デザインツール大手のFigmaは2026年5月20日、AIエージェント機能「AI Design Agent」の限定ベータを開始した。FigmaのキャンバスでAIエージェントに自然言語で指示するだけで、コンポーネントの生成・配置・スタイル調整、複数画面にわたるデザイン変更の一括適用、プロトタイプのフロー設定などを自律的に実行できる。デザインシステム(コンポーネントライブラリ・デザイントークン)を参照して変更内容の整合性を保つ機能が特徴として挙げられている。
ポイント
- 指示例: 「この画面のボタンを全て新しいデザインシステムに合わせて更新して」→ AIが全インスタンスを自動差し替え
- デザインシステム対応: チームのコンポーネントライブラリとVariablesを認識し、逸脱したスタイルを自動修正
- プロトタイプ操作: 画面遷移の追加・変更・削除を自然言語で指示
- 対象: Figma Organizationプランのベータ参加者(待機リスト制)
解説
これまでFigmaのAI機能は「テキストからワイヤーフレームを生成する」といった限定的なものだったが、AI Design Agentは既存の完成デザインファイルに対して複雑な変更を自律実行できる点で質的な進化を示している。
デザイナーにとっては、反復作業(デザインシステムへの準拠修正、画面数が多い場合の一括変更)が大幅に効率化される一方、AIが意図しない変更を加えるリスクへの懸念もある。Figmaはこの点に対応するため、変更前に「何をするか」のプレビューと取り消し(undo)の強化を行ったと説明している。
Adobeが2023年にFigma買収を断念した後、Figmaは独自のAI路線を加速させており、Sketch・Penpot・Framerといった競合との差別化を図っている。
注意点
- 限定ベータのため、一般提供時期・価格は未定
- 複雑な非定型デザイン変更や、AIが文脈を誤解した場合の不要な変更のリスクに注意
- デザインシステムの品質(コンポーネント設計の整合性)が低い環境では効果が限定的
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