0章 序章 — このAutais ガイドの歩き方
このAutais ガイドは、5〜20 名規模の組織の経営者・現場マネージャーが AI を業務に組み込むための判断軸と手順 を整理した「本」です。本章(0章)は、本編に入る前の 読書地図 です。
どう入れるか
想定読者
想定する読者は 5〜20 名規模の組織で AI 導入を判断・推進する経営者と現場マネージャー。次のいずれかに当てはまる人を想定しています。
- AI ツールを契約したものの利用が広がらず、何が課題か言語化したい経営者
- 現場から「使う時間がない」と返ってくる中で導入を進めたい IT・推進担当
- ベテラン社員の抵抗感を前にして、変革プロセスを設計したい現場マネージャー
- 業界スタンダード化が始まる前に、AI 導入の助走を組み立てたい代表・役員層
業務領域は、議事録・契約書チェック・月次決算・問い合わせ対応・データ転記など、手続き的な知識労働を多く抱える組織を想定します。
0 章は本記事を含む 5 記事
0 章は本記事(0-1)を含む 5 記事構成。本記事が読書地図、続く 4 記事で「なぜ/どう走る/組織で/最初の一手」を順に扱います。
| 記事 | 役割 | 核となる問い |
|---|---|---|
| 本記事 0-1 | 読書地図・到達点 | この本をどう読み、何ができるようになるか |
| 0-2 不可避性 | なぜやるか | 「ある業務コストが 1/100 になった競合」と戦えるか |
| 0-3 継続投資 | どう走るか | 大規模一発投資ではなく、どう継続するか |
| 0-4 組織導入 | 現場でどう入れるか | 「自分ごと化しない」構造をどう超えるか |
| 0-5 最初の一手 | 何から始めるか | 統合プラットフォーム × 小さな成功パターン |
順読を推奨しますが、すでに困っている読者は 0-5 → 0-4 → 0-3 → 0-2 の逆読でも論理が通るように設計しています。
本編は 6 つのガイド
| 部 | 章 | テーマ |
|---|---|---|
| 第 1 部 業務改善 | 章 1 | 業務分解と棚卸しを始める |
| 章 2 | ムダを見つけ手段を選ぶ(看板章) | |
| 章 3 | 業務改善を進めて標準化する | |
| 章 4 | 効果を測り継続改善する | |
| 第 2 部 DX 推進 | 章 5 | システム化を判断し SaaS を組み合わせる |
| 章 6 | 自動化と RPA で繰り返しを巻き取る | |
| 章 7 | 人の介在とデータ連携を設計する | |
| 第 3 部 AI 活用 | 章 8 | プロンプト設計の原則と再利用 |
| 章 9 | モデルを選び使い分ける | |
| 章 10 | アプリ別 AI 活用と Agent / Tool use | |
| 章 11 | ガバナンスと情報安全性 | |
| 章 12 | 組織変革と現場への合わせ込み |
ペルソナ別の入口
| あなたの役割 | まず読む順序 | 重点章 |
|---|---|---|
| 経営者・決裁層 | 0-1 → 0-2 → 0-3 → 0-5 → 章2 → 章4 | 0-5/章2/章4 |
| IT 担当・推進担当 | 0-1 → 0-4 → 0-5 → 章1 → 章2 → 章11 | 0-5/章1/章11 |
| 現場マネージャー | 0-1 → 0-4 → 0-5 → 章2 → 章12 | 0-5/章2/章12 |
| AI 導入で既に困っている | 0-5 → 0-4 → 章12 → 章2 → 章4 | 0-5/章12/章4 |
| ペルソナ | 読む順序 | 重点章 |
|---|---|---|
|
経営者・決裁層
投資判断
|
0-1→
0-2→
0-3→
0-5→
CH 2→
CH 4
|
時代認識と投資の継続性。ムダ発見と継続改善 |
|
IT 担当・推進担当
設計・選定
|
0-1→
0-4→
0-5→
CH 1→
CH 2→
CH 11
|
棚卸しからガバナンスまで、導入設計の全体像 |
|
現場マネージャー
運用・定着
|
0-1→
0-4→
0-5→
CH 2→
CH 12
|
現場フィットとチームへの定着の作り方 |
|
AI 導入で困っている
立て直し
|
0-5→
0-4→
CH 12→
CH 2→
CH 4
|
最初の一手から逆算して使われない原因を解く |
このガイドを読み終えるころに到達できる 5 つの実践力
- 業務を観点を持って棚卸しでき、AI を入れる工程と入れない工程を切り分けられる
- 手段(手作業/SaaS/RPA/AI)を費用対効果で比較でき、「何でも AI 化しない」設計ができる
- AI 導入を 2 週間の PoC から始められ、撤退判断も迷わない
- セキュリティ・ガバナンスを見落としやすいコストとして先回りで織り込める
- 現場の感情を踏まえた合意形成ができ、「AI を導入した事実だけが残る」失敗を避けられる
次は 0-2「AI を導入せざるを得ない背景」へ
なぜ AI を入れる必要があるのか、その背景を 「1/100 の競合と戦えるか」 という問いから 次の記事 で扱います。
次の一手
- Autais ガイド 章立てインデックス を 5 分眺め、ペルソナ別入口で最初の章を決める
- AI 動向の月次キャッチアップから始めたい: 最新トピック を購読
- 読書だけでなく自社の助走を一緒に組みたい: AI 導入の助走サポート(顧問プラン)への お問い合わせ
業種別の助走サポート
業種ごとの実装手順・運用設計は別ガイドで扱います。
- 税理士事務所 AI 業務改善ガイド — 月次決算・申告業務・顧問先対応の AI 活用
- 弁護士事務所 AI 業務改善ガイド — 契約書レビュー・判例リサーチ・訴訟書面ドラフトの AI 活用
業種を問わない汎用フレームは 業務改善 実践ガイド / DX 推進 実践ガイド / AI 活用 実践ガイド を参照ください。