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Microsoft、エージェント向け知識レイヤー「IQ」群を発表―Work IQ・Foundry IQ・Web IQ の3層構成
Build 2026 で、AIエージェントが参照する知識側を担う「IQ」群が示された。業務データを扱う Work IQ、統合検索を担う Foundry IQ、Web 情報の Web IQ で構成され、モデルではなく参照情報の整備に焦点を当てる。
概要
※本記事は公開情報をもとに編集部が再構成したサマリです。一次情報は出典欄をご参照ください。
Microsoft は Build 2026 で、AI エージェントが参照する知識側を担う製品群「IQ」を発表した。Work IQ、Foundry IQ、Web IQ の3つで構成される。
Work IQ は「すべてのエージェントのための実用段階の知識(production-ready intelligence for every agent)」と説明され、業務データを扱う層に位置づけられる。Foundry IQ は「統合された知識とサーバーレスな検索(unified knowledge and serverless retrieval)」を掲げ、エージェント開発における情報取得を担う。Web IQ は検索部門から提供される Web 情報の層とされる。モデルの性能そのものではなく、モデルに何を読ませるかを整備する方向の発表といえる。
事実のポイント
- Work IQ: エージェント向けの実用段階の知識層。業務データを対象とする
- Foundry IQ: 統合知識とサーバーレス検索。エージェント開発時の情報取得を担当
- Web IQ: 検索部門による Web 情報の提供層
- 同イベントではエージェント統制の Agent 365 / Agent Control Specification も発表
- 発表は Microsoft Build 2026(2026年6月2〜3日)
用語・背景の補足
RAG(Retrieval-Augmented Generation / 検索拡張生成): AI が回答を生成する前に、外部の資料を検索して参照させる手法。モデル自体を再学習させずに、社内文書や最新情報を回答へ反映できる。IQ 群はこの「検索して渡す」部分を製品化したものと位置づけられる。
サーバーレス検索: 検索基盤のサーバー構築・運用を利用者が行わず、必要な時に必要な分だけ実行される形態。インデックスの維持管理から解放される一方、料金は利用量に連動する。
なぜ知識層が焦点になるか: 生成 AI の誤りの多くは、モデルの推論能力ではなく「参照した情報が古い・不足している・そもそも渡されていない」ことに起因する。参照情報の整備が精度に直結するため、モデル選定と同等以上に重要な工程とみなされつつある。
注意点
- 参照情報を整えても、元となる社内文書が古い・重複している・版が乱立している場合、その品質がそのまま出力に反映される
- 業務データを扱う層では、誰がどの文書にアクセスできるかという権限設計が前提となる。検索基盤が権限を越えて情報を返さない設計かは確認を要する
- 提供時期・対象ライセンス・利用可能な地域は製品ごとに異なる可能性がある
- 本記事は発表内容の整理であり、検索精度を実測したものではない
編集部見解
(追記予定)
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