LEVEL 3 / ER12 — E06 運用・契約

SLO観測の信頼性

監視先未設定や収集失敗を「成功」として扱わないようにし、通知配信とAI縮退の観測を追加しました。検証サーバーへ配備し、その環境で終了状態の分岐を確認しています。定期実行・警報接続と継続的な実測はこれからです。

重要度を加味した整備スコア

2.40 / 4点

社内評価・共通配点 v1
2026年9月12日時点
全体100点のうち、この範囲の獲得点と配点

整備の進捗を比較する指標です。安全性・規格への適合率・導入合格点を示すものではありません。金融機関・大企業・AI専門企業で共通の配点を使います。個別の審査では、業務停止の影響や契約条件に応じて重要度を見直します。

本番導入では、テナント分離権限失効必須監査AI送信・実行復旧契約・審査資料などの受入条件を個別に確認します。配点が低い項目も必須条件から外れず、未達を他項目の得点で相殺しません。

獲得点 = 配点 × 項目点 ÷ 100。項目点は、その項目でできていることの本数が、できていること+残っていることのうち何割かです。採点方法と全体の配点を確認できます。

重要度順の配点と獲得点(配点は全体100点中)
項目配点現在の評価獲得点重みづけの理由
ER12 SLO観測 4点 検証済み
証拠の段階 03 / 04
対応範囲 60%(済 6 / 残 4)
2.40点 サービス品質と障害を継続して把握する
この表の合計4点留保・未確認も含む2.40点項目名から根拠と残条件へ進めます

到達点と残作業

確認できた実装・試験・文書の範囲を記載します。技術検証と配備・運用の証拠を区別し、参照先は下の記録欄に示します。

いまできていること

  • 監視先が未設定・収集失敗・データが空・値が不正・YELLOW・REDのいずれも成功へ変換せず、終了コードへ伝播させる。
  • 複数の監視系列から対象を一意に選べない応答は拒否する。
  • 観測結果と収集ジョブの結果を分離した。
  • 通知配信の滞留と受付不明を集計する監視コマンドを追加した。本文・宛先は読まず、正常観測・要対応・観測不成立を終了コードで分ける。障害を件数0へ置き換えない。
  • 管理画面のメール指標を配信台帳の実測へ切り替え、日時の欠損としきい値の判定を画面と収集処理で共通化した。再取得に失敗したときに古い正常判定を残さない。
  • AI縮退の状態観測でに残った正常判定を廃止し、観測できないときに業務画面へ例外を伝播させない。停止・復旧の管理操作には専用の権限判定、確認操作、監査記録を必要とする。

残っていること

  • 継続的な実測(一定期間の稼働記録)は未取得。
  • 実環境のスケジューラ・共有キャッシュ・監視ログ収集への接続と、警報の受信・対応の実証は未実施。コマンドを登録したことは定期実行の証拠になりません。
  • 検証サーバーでの観測で、24時間以上滞留した通知予約を3件検出しました。監視が実際に検出した事象で、原因の調査は未着手です。
  • 顧客別SLAとの対応付けは未実施。

この項目の受入条件

次のすべてを、コード・否定試験・確認・配備・運用証拠で示せたときにのみ「達成」とします。機能の存在やの成功は代わりになりません。

  • 未設定・収集失敗・空データ・不正値・YELLOW・REDのそれぞれで、終了状態が正しく分かれること。
  • 一定期間の実測値が蓄積され、SLAの根拠として提示できること。

試験・確認の記録

試験、文書照合、配備確認の記録を区別して記載します。対象環境・実施時点・検証範囲は各行をご確認ください。過去の試験成功は、現在の本番稼働や契約条件の充足を意味しません。

試験・確認結果
SloObservationEvidenceTest4テスト10アサーション 成功。実際のPHP CLIとローカルHTTP応答で6ケース、監視先未設定と3指標×4終了コードの13ケースを確認
通知配信の監視・管理画面・AI縮退(9月11日の記録)専用環境で権限・テナント境界・しきい値・DB障害・ログ障害・定期登録を検証。実スケジューラの稼働、実メールの受付、継続的なSLO実績の証拠ではありません。
検証サーバーでの配備確認(9月12日)検証サーバーへ配備し、その環境で監視コマンドを実行。要対応で終了コード1、指定が不正な観測不成立で終了コード2と、状態が分かれることを確認した。正常観測の0は、滞留中の予約が実在するため今回は再現していない。

出典は社内評価「Autais 導入基準調査・現状評価」(E06)と実装台帳の ER12 です。掲載は2026年9月12日時点の記録に基づきます。