導入

データ移行

データ移行は、既存の表やシステムから情報を取り込むだけでなく、元資料との一致と、移行後も業務を続けられることを確認する作業です。対象・期間・正本を決め、少量で試し、差異を解消してから切り替えます。

このページの目次
  1. 何を移し、何を旧環境で参照するか
  2. 対応表を作り、基準日と定義をそろえる
  3. 試験取込と照合を別工程にする
  4. 切替中の変更と切戻しを決める
  5. Autaisで確認できる取込例と限界
  6. 受入結果を残して通常運用へ渡す
  7. よくある質問
  8. 参考資料・確認範囲
  9. CSVから投資先KPIを取り込む

何を移し、何を旧環境で参照するか

  • 対象ファンド・・投資先の一覧、契約、期首残高、入出金、未処理の請求、過去報告、根拠文書を棚卸しします。担当は運営、数値の確認者は経理・報告担当、切替判断は導入責任者です。
  • 最初の業務に必要な期間と粒度を決めます。残高だけ移す場合、過去の取引履歴や当時の報告をどこで参照するかも残します。
  • へ委託している場合だけ、委託先から受け取るファイル・形式・期限を追加します。委託先の納品完了とGPの受入確認は別です。

対応表を作り、と定義をそろえる

  • 元の項目名、移行先項目、識別ID、単位・通貨、基準日、変換方法、確認者を対応表にします。同名企業や名称変更を、名前の一致だけで同一と判定しないようにします。
  • 空欄・未取得・実績ゼロを区別します。月次と四半期、期首と期末、約束した金額と実際の入出金を混ぜず、元資料の版を残します。
  • 数値と文書を結ぶ参照も対象です。添付ファイルが開けるか、当時の承認・訂正履歴を追えるか、旧IDとの対応を確認します。

試験取込と照合を別工程にする

  • 利用を認められた検証用データで試し、件数に加えてファンド別・LP別の残高、取引合計、期間、未処理事項を元資料と照合します。合計が合っていても、別LPへの割当違いは残り得ます。
  • 重複、欠損、不正な値、途中失敗、再取込を試します。部分成功は成功分と失敗分を分け、再実行で二重登録や意図しない上書きが起きないか確認します。
  • 実際の利用者の権限で、必要な資料を読めることと、対象外のファンド・LPの資料を読めないことを確認します。共有テスト環境の既存データは初期化・上書きしません。

切替中の変更と切戻しを決める

  • 試験後に旧システムで生じる追加・訂正・取消を控え、最終移行へ含める範囲と締切を決めます。両方の環境へ自由に入力できる状態のまま、正本を曖昧にしないようにします。
  • 入力停止の時間、連絡先、最終照合の担当者、開始可否の判断者を決めます。処理時間はデータ量に応じて測り、実行だけでなく照合・判断に必要な時間も確保します。
  • 切戻しは、元の運用へ戻す手順です。戻す判断条件と期限、切替後の新規入力を失わない回収方法、再開前の照合方法を決めます。バックアップがあるだけで業務を戻せるとは判断しません。

Autaisで確認できる取込例と限界

  • コード確認済み・操作検証前:のCSV一括インポートには、企業名・基準日を指定し、同じ企業・同じ日の値を更新する処理があります。これはファンド台帳・契約・残高・全履歴をまとめて移す一括移行機能ではありません。
  • CSVアップロードからジョブ経由でへ書く経路は、基準日や欠損の扱いが異なります。過去値を移す前に、実際の保存日付・補完値・再書込結果を確認します。
  • 以下の共通スライドはKPI取込の例として掲載しています。他のデータの移行形式、添付・権限・履歴の引継ぎ、移行前後の一括照合や切戻しのは、個別に確認が必要です。

受入結果を残して通常運用へ渡す

  • 移行対象一覧、対応表、実行結果、差異一覧、解消根拠、残課題と担当・期限、責任者の受入結果を一組で保存します。エラー件数ゼロだけを完了条件にしません。
  • 旧システム・旧資料の参照方法、アクセスできる担当者、期間、終了判断を決めます。参照不要と確認する前に削除する手順にはしません。
  • 企画候補は、移行ごとの元データ版・対象行・変換・保存結果・差異・再処理・受入判断を追う照合画面です。現状は運用資料で補い、専用の全件移行管理が提供済みとは案内しません。

よくある質問

Excelをそのまま全部取り込めますか?

データ種別ごとの項目・形式・履歴・権限を確認する必要があります。KPIのCSV取込があることは、全ファンドデータの一括移行を意味しません。

件数と総額が一致すれば完了ですか?

LP別・期間別の割当、未処理事項、文書への参照、閲覧権限も照合します。相殺された差異や別LPへの誤割当を見落とさないようにします。

取込が途中で失敗したら、同じファイルを再実行できますか?

成功済みの範囲と更新条件を確認してから判断します。再実行で重複や上書きが起きないことを先に検証してください。

旧システムはいつ停止できますか?

未処理業務、参照が必要な履歴、切戻し条件、保管方針を確認し、責任者が判断します。新システムへログインできた時点で自動的に停止するものではありません。

参考資料・確認範囲

本文確認日:2026-09-07。一般的な業務整理とコード照合に基づく説明です。個別契約・法務・会計判断や、利用環境での操作確認を代替しません。

Autais機能ガイド

取込方法と確認事項から探す

GPの担当者が、CSV一括インポートとデータソース経由の取込を使い分けるための説明です。

依頼・受領の管理とは別の機能です。取込成功を、内容承認やLP報告への採用と同一視しません。

Autais機能ガイド

転記を減らし、確認すべき箇所を見つける

複数企業のCSVを取り込み、エラーや項目ごとの検証結果を確認できます。

  • 元のCSV
  • 取込結果
  • 確認
  • 保存値との照合

Before 個別に転記して確認

企業ごとの数値を転記し、入力漏れや間違いを探す。

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After 取込結果から照合対象を絞る

CSV取込の結果を見て、エラー・基準日・更新対象を確認する。

期待できるメリット

  • テンプレートで項目をそろえる
  • 取込エラーを確認する
  • 検証と保存を分けて進める

期待効果の例です。コード確認済み・操作検証前。会計ソフトとの自動同期や、数値の正確性を保証しません。

Autaisコード確認済み・操作検証前

複数企業のKPIを一括CSVで登録する

「データ取込」のテンプレートに企業名・基準日・指標を入力し、CSV一括インポートを行う経路があります。

  • 登録企業名とCSVの企業名を照合します。
  • 同じ企業・同じ日のデータがあれば、入力項目を更新します。
  • 件数とエラーを確認し、部分成功も元資料と照合します。
企業名・基準日CSV一括インポート更新結果・エラー
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

上書き前の差分確認・旧版の保持は別途確認が必要です。空欄やN/Aの扱いを実績ゼロと混同しません。

Autaisコード確認済み・操作検証前

データソースのCSVをジョブとして取り込む

データソース詳細のCSVアップロードから取込ジョブを作成し、処理件数・エラー・結果を確認する経路があります。

  • 取込ジョブ履歴から結果を確認します。
  • 元の項目名、変換後の値、認識の信頼度を読み合わせます。
  • 完了したジョブに検証実行とスナップショット書込の操作があります。
データソースCSVアップロードジョブ・結果
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

キューの開始と取込完了は別です。今回確認したジョブでは、CSV以外の自動取込は未実装です。

Autaisコード確認済み・操作検証前

検証結果と保存される日付を確認する

検証済み項目をスナップショットへ書き込む処理があります。機械検証は、人によるレビューや承認とは異なります。

  • 認識の信頼度と値の有無で自動検証します。
  • ジョブ経由では当日の日付で保存します。
  • 未指定項目には企業の現在値が入る場合があり、元資料との照合が必要です。
機械検証当日の日付で保存基準日・補完値の確認
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

過去実績の基準日や全指標の出典が揃うことを保証しません。再書込の重複・訂正と、LP報告への採用は別工程です。

Autais企画中・未提供

差分と採用版を確認する画面へ拡張する

取込前後の差分、元の基準日、出典、訂正理由を確認し、採用版を決める専用フローの企画です。

  • 項目ごとの欠損と出典を保持します。
  • 再取込・再書込の重複と上書き範囲を確認します。
  • 採用版の変更が評価や報告へ与える影響を表示します。
差分・元の基準日採用版レビュー下流への影響
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

企画中:現在の取込・自動検証と、この統合レビュー画面は分けて扱います。外部API連携も接続先ごとに実装・検証が必要です。

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