連携
投資先会計・KPI
投資先の会計・KPIデータを取り込む目的は、転記を減らし、同じ期間・定義の数値を確認できるようにすることです。取込成功と、内容を照合して報告に使える状態を分けます。
このページの目次
誰が、いつ、何を渡すか
- 月次・四半期の締め、過去データの移行、提出値の訂正をきっかけに、投資先の財務担当が元資料と対象期間をそろえます。
- GP運営担当が企業・指標の対応と取込結果を確認し、投資担当が内容をレビューします。LPへの開示は、その後に公開範囲と報告版を確認する別工程です。
- ファンドアドミへ委託する場合だけ作業を受け渡し、GP側の確認責任を残します。
データと確認結果の受け渡し
- 投資先の財務担当
対象期間と元資料をそろえる
渡すもの:CSV・指標定義・補足説明
- GP運営担当
取込方法を選び、結果を照合する
渡すもの:取込結果・エラー・元資料との差分
- 投資担当・確認者
疑問点を解消し、採用版を決める
渡すもの:確認結果・採用する値・未解決事項
- 評価・報告担当
使用する期間と公開範囲を確認する
受け取るもの:採用版・根拠・利用条件
取込前にそろえるデータ
- 企業名、指標名、対象期間、基準日、単位・通貨、元資料の版を確認します。取込日を実績の基準日に置き換えないことが重要です。
- 空欄・未取得・対象外・実績ゼロを区別します。月次と四半期、期首と期末、円と千円を同じ列へ混ぜないようにします。
- 外部製品のAPIでは指標の頻度・単位や日付の意味が別々に定義されています。接続先の仕様を確認し、名称の一致だけで対応づけません。
Autaisの2つのCSV取込経路
- コード確認済み・操作検証前:「データ取込」のCSV一括インポートは、企業名と基準日を含むテンプレートを使います。同じ企業・同じ日のデータがあれば、入力した項目を上書きする処理があります。
- データソース詳細にはCSVアップロード、検証実行、スナップショット書込があります。検証は認識の信頼度と値の有無による機械判定で、人による業務承認とは異なります。
- 現行のジョブ経由の書込は、保存日を当日とします。渡していない指標を企業の現在値で補う処理もあるため、保存された全項目が今回の資料・同じ基準日の値とは限りません。
エラー・訂正・再取込の確認
- 一括CSVは、未登録企業、列数、日付形式、不正な数値を確認します。部分成功があり得るため、取込件数だけでなくエラー行と各指標の保存結果を読み合わせます。
- 同じCSVの再取込前に、既存値と更新対象を確認します。上書きと履歴の追加は別であり、旧版が自動的に保護されるとは説明しません。
- ジョブ経由でも、再書込による重複や日付の変化を確認します。通貨記号の除去は通貨換算ではありません。単位・為替・欠損補完の妥当性は別途照合します。
現行の提供範囲と必要な拡張
- 今回確認した取込ジョブでは、CSV以外の自動取込は未実装です。API・メールなどのソース種別を選べても、外部会計ソフトから自動同期できるとは限りません。
- 企画として、取込前後の差分、元の基準日、項目ごとの出典・欠損、再書込の重複防止、採用版レビュー、下流報告への影響を一つの画面で追う仕組みが必要です。
- KPI・財務データ回収の依頼・受領状態と、このCSV取込は別の経路です。取込によって依頼が自動完了することや、LP報告へ自動採用されることは未確認です。
導入時の完了条件
- 少量の検証用データで、対象企業、件数、基準日、各指標、空欄とゼロ、訂正時の更新範囲を元資料と照合します。共有テスト環境の既存データを初期化して確認しないでください。
- 担当者と確認者が採用版・未解決事項・利用範囲を決め、評価・NAVやLPレポートへ渡します。接続成功や「検証済み」の表示だけを完了条件にしません。
- 外部APIを追加する場合は、認証権限、取得範囲、仕様の版、障害時の再送、重複防止、接続解除後の扱いも受入条件に含めます。
よくある質問
APIを選択すれば会計ソフトと自動連携できますか?
現行の確認範囲ではできるとは案内できません。CSV以外の自動取込は未実装で、選択肢と実際の接続処理を分けて確認します。
同じCSVを再取込するとどうなりますか?
一括CSVは同じ企業・同じ日の項目を更新する処理です。ジョブ経由とは保存方式が異なるため、上書き・重複・旧版の保持を事前に確認してください。
検証済みなら、そのままLP報告に使えますか?
機械検証と報告内容の承認は別です。対象期間・単位・元資料・補完された値を照合し、採用版と公開範囲を決めます。
取込日と実績の基準日は同じですか?
同じとは限りません。一括CSVは指定した基準日を使いますが、ジョブ経由は当日の日付で保存します。過去実績を当期の実績として扱わないよう確認が必要です。
参考資料・確認範囲
本文確認日:2026-09-07。一般的な業務整理とコード照合に基づく説明です。個別契約・法務・会計判断や、利用環境での操作確認を代替しません。
- Visible API:List Metrics
指標の頻度・単位・企業IDを分ける外部製品の設計例。Autaisとの接続提供を意味しません。
- Visible API:Changelog
2026年6月29日の日付意味の明確化と、7月3日の出典情報追加を参照。出典情報はexperimentalとして区別します。