関係者
ファンドアドミ(委託時)
ファンドアドミは、委託範囲に沿って資料を集め、計算・照合・報告準備の成果物をGPへ返す立場です。資料待ちとレビューの往復を整理し、受託業務の引継ぎを進めやすくする導入メリットを説明します。
導入メリット
- 資料待ちを明確にする。受託したファンドの資料・対象期間・版をそろえることで、不足資料の確認をGPへまとめて返しやすくします。
- レビューの往復を整理する。計算・照合の成果物と根拠文書を同じ業務単位で渡し、GPが確認・承認する対象を明確にします。
- 担当交代の負担を減らす。保管場所と共有範囲を決め、後任が必要な資料と経緯を確認しやすい運用を目指します。
導入前後の業務例
- 導入前:受託先ごとに届くメールと表計算で資料回収を管理し、GPからの追加質問に対して使用した版を探し直す。
- 導入後の運用例:委託範囲に合わせて共有権限を設定し、受領資料の期間・版を確認する。成果物と未解決の論点をGPへ返し、GPのレビュー・最終承認につなぐ。
- 最初は1受託ファンドの月次資料受渡しから始め、不足資料の照会回数、再提出件数、レビュー待ち日数を確認します。
現状の機能と導入範囲
- 利用の土台となる文書管理、データルームの権限・アクセス記録に加え、ファンドアドミ向けの委託元・連携状態・許可範囲を確認する入口をコードで確認しています。共有方法は 公開・データルーム、文書と対応管理は 文書・要対応・承認受信箱 にまとめています。
- 受託先専用の複数顧客・ファンド作業盤、契約ごとのSLAや品質評価、委託終了時の返却を一体管理する機能は確認できていません。入口の実装だけで受託業務全体の完了を意味しません。通知の送信成功と、相手の受領・承認も区別します。
この関係者の役割
- 契約された範囲でデータ収集、計算、照合、レポート準備、投資家記録などを実行します。
- ファンドの法的判断、GPの投資判断、最終承認、銀行・署名権限を自動的に引き受ける主体ではありません。
関係する相手と情報
- GP運営・経理、投資・IR、監査・税務、銀行、LP、外部システムから正本データ・依頼・期限・承認基準を受け取ります。
- 計算物、照合結果、例外一覧、締め成果物、報告案をGPへ返し、差戻し・再提出・SLAを記録します。
主な業務
- 月次・四半期・年次の会計・資本勘定・LP報告、キャピタルコール・分配、データ照合、監査・税務資料準備を委託範囲で行います。
- 委託開始・変更・終了、アクセス付与・取消、データ返却、未完了作業の引継ぎも特別対応として管理します。
関連ページ
- GP・ファンド運営、専門家、業務課題の委託先との受け渡し、資金・締め・報告へ進みます。
- 導入時は委託契約、RACI、SLA、権限、データ所在、レビュー・承認、品質指標、障害・退出計画を確認します。
よくある質問
ファンドアドミに委託すればGPは何もしなくてよいですか?
いいえ。委託範囲の確認、成果物レビュー、承認、例外判断、説明責任はGPに残ります。
ファンドアドミを使わない場合もこのページを読む必要がありますか?
標準のGP自己運営を前提にし、委託時だけ追加される役割・受け渡し・終了手順を確認するために参照します。
委託先から届いた成果物をそのままLPへ送れますか?
GP側で基準日、計算、契約条件、公開範囲、承認、受領者を確認し、必要なら差戻し・訂正します。
参考資料・確認範囲
本文確認日:2026-09-09。一般的な業務整理とコード照合に基づく説明です。個別契約・法務・会計判断や、利用環境での操作確認を代替しません。
- Invest Europe Professional Standards Handbook
サービスプロバイダー、財務、監査、LP関係の業務境界を確認。
- ILPA Due Diligence Questionnaire 2.0
委託先・運用体制・BCP・情報管理の確認項目を参照。