業務

四半期締め

四半期締めは、取引・評価・費用・配賦・照合を期間内に確定し、監査可能な証跡をそろえて報告へ渡す統制業務です。チェックリストを完了にするだけでは締め完了とは扱いません。

ライフサイクル
評価・締め・報告
主担当
ファンド経理
頻度
四半期
発生条件
四半期末・報告締切
業務単位
ファンド・四半期
このページの目次
  1. 業務の目的
  2. 関係者
  3. 業務の流れ
  4. よくある課題
  5. 対応する機能
  6. 関連ページ
  7. よくある質問
  8. 参考資料・確認範囲
  9. 会計・締めでできること
  10. 基準日ごとのNAVを記録・確認する

業務の目的

  • 開始は四半期末の締めカレンダーと入力期限の到来です。
  • 完了は必要な取引・残高・評価・配賦・レビュー・承認・期間ロックがそろった状態です。

関係者

  • の運営・経理が全体の日程と残課題を管理し、投資・評価担当が評価根拠、IRがLP別の報告要件を確認します。承認者と例外の責任者を先に定めます。
  • は委託時だけ合意した作業を担当し、GPのレビュー・承認・差戻し責任を残します。税務・監査への照会は、必要な論点と期限を分けて依頼します。

業務の流れ

  • 開始前:対象ファンド、会計期間、、入力期限、報告期限をそろえます。毎月の残高照合を引き継ぎ、四半期の評価・費用配賦・LPを追加確認します。
  • 締め前:未計上取引、未照合残高、未承認仕訳、未確定評価を一覧にし、担当・期限・根拠を添えます。未解決を空欄やゼロに置き換えません。
  • 承認:差異と例外を解消するか、許容する範囲と承認理由を記録します。会計期間の状態、の承認状態、報告書の版はそれぞれ確認します。
  • 報告へ引渡し:残高・評価・配賦の使用版、、確認者、残る注意事項を報告担当へ渡します。期間ロックだけでLP向け資料の配信まで完了したとは扱いません。

よくある課題

  • 入力、未照合、評価未確定、費用配賦差異、再計算、承認待ち、ロック後の訂正を例外として管理します。
  • 締めの進捗率だけで全成果物の正確性や監査受入を保証しません。

対応する機能

  • ファンド会計タブではイベントと科目のマッピング、生成仕訳、承認待ちを確認します。NAV記録の承認やLP報告の根拠確認は、それぞれの機能として扱います。
  • 共通会計には期間・タスク・照合・期間ロック・再開の画面と処理があります。ただし、ファンド単位の評価・NAV・LP報告を一括確定する統合フローとは確認できていません。対象範囲、工程間の依存関係、外部監査受入は導入時に確認します。

関連ページ

  • 月次処理・評価・照合から四半期締め、LPレポート、年次監査・税務へ進みます。
  • 導入時は締めカレンダー、owner、cut-off、職務分離、期間ロック、reopen権限、再配信と監査証跡を確認します。

よくある質問

チェックリストが100%なら締め完了ですか?

いいえ。残高・評価・照合・承認・証跡・外部受入などの完了条件を確認します。

ロック後に間違いが見つかったら?

reopen権限、訂正理由、影響範囲、再承認、報告再発行を決めて履歴を残します。

ファンドアドミへ任せれば承認は不要ですか?

不要にはなりません。委託先の成果物をGPがレビュー・承認し、差異や未解決を受け入れる責任を残します。

会計期間をロックすればNAVとLP報告も確定しますか?

同じ操作とは扱いません。対象ファンドと期間を確認したうえで、NAVの承認状態、報告書の版、根拠確認と配信対象を別々に点検します。共通会計のロックが全関連データの変更を止めることや、LP配信まで完了させることは未確認です。

参考資料・確認範囲

本文確認日:2026-09-06。一般的な業務整理とコード照合に基づく説明です。個別契約・法務・会計判断や、利用環境での操作確認を代替しません。

  • Invest Europe Professional Standards Handbook

    財務諸表、監査、LP報告など運用工程の参照資料。

  • ILPA Templates Hub

    2026年9月7日確認。Reporting・Performanceのテンプレートは通常の四半期報告を補完する位置づけです。会計締めの完了証明や日本の全ファンドに共通する義務ではありません。

Autais機能ガイド

会計・締めの流れから探す

イベントを会計へつなぐ設定から、仕訳の確認、月次締めの境界までを整理します。

上から順に読めます。ファンド会計タブで確認できる範囲と、共通会計モジュールで別途確認する範囲を分けています。

Autais機能ガイド

ファンドイベントから仕訳確認までをつなぐ

キャピタルコールや分配などのイベントを勘定科目へ割り当て、生成された仕訳と承認待ちを追います。

  • マッピング
  • 自動生成仕訳
  • 承認待ち
  • 月次締め

Before イベントと会計を別々に確認

コール・分配・管理報酬の記録と、会計側の仕訳・承認状況を別画面で突き合わせる。

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After イベントから仕訳へ追跡

イベント種別のマッピング、生成仕訳、承認待ち件数をファンド単位で確認する。

期待できるメリット

  • イベントごとの借方・貸方をそろえる
  • 自動生成された仕訳を確認する
  • 締め前の確認項目と担当を整理する

期待効果の例です。コード確認済み・操作検証前。月次締めの完了や監査証跡を自動保証するものではありません。

Autaisコード確認済み・操作検証前

イベント別に勘定科目をマッピングする

ファンドイベントと借方・貸方の勘定科目を対応づけ、摘要や自動生成・承認要否を設定します。

  • キャピタルコール、入金、分配、管理報酬などのイベント種別があります。
  • マッピングは追加・更新・削除でき、摘要テンプレートを保存します。
イベント種別借方・貸方科目摘要テンプレート
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

科目の妥当性や会計方針への適合を自動判定する機能とは別です。

Autaisコード確認済み・操作検証前

ファンドイベントから仕訳を自動生成する

マッピングに基づき、キャピタルコール・分配・管理報酬などのイベントから仕訳エントリを作成します。

  • 発行・入金・承認・支払などイベントごとの仕訳処理があります。
  • 既存仕訳の重複生成を避ける処理があります。
イベント仕訳エントリ重複防止
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

自動生成は設定とイベント状態に依存します。生成結果の承認・修正・取消は会計側の権限と運用を確認してください。

Autaisコード確認済み・操作検証前

生成仕訳と承認待ちを確認する

自動生成済み仕訳の一覧、金額、明細、作成者、承認ステータスを確認します。

  • マッピング数・生成済み仕訳数・承認待ち件数をサマリ表示します。
  • 仕訳タブで勘定科目別の借方・貸方明細を遅延ロードします。
生成済み仕訳承認待ち借方・貸方明細
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

表示される件数・ステータスは記録データの集計です。承認者の判断や証憑の完全性を意味しません。

Autais企画中・未提供

月次締め前の確認をそろえる

未承認仕訳、未照合残高、未計上イベントを確認してから期間を締める運用を設計します。

  • 締め対象期間と責任者を明示します。
  • 差戻し・再計上・例外の記録を残します。
月次締め未処理一覧例外・差戻し
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

企画中:ファンド会計タブにはマッピング・生成仕訳のビューがありますが、ファンドページ内での月次締めチェックリストや期間ロックは今回の対象外です。

Autais企画中・未提供

締めの証跡と会計連携を運用する

イベント、仕訳、承認、証憑、締め結果を同じ期間・ファンド単位で追える状態を目指します。

  • 仕訳から元イベント・証憑・承認履歴へ戻れるようにします。
  • 締め後の再開、監査用エクスポート、会計システム連携を整理します。
証跡期間ロック・再開監査エクスポート
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

企画中:今回確認した実装はファンド会計マッピングと自動生成仕訳です。締め完了の法的・会計的確定や外部会計ソフトへの送信は別途設計します。

スクロールで全スライドを閲覧できます。目次・上下ボタン・上下矢印キーでも移動できます。

Autais機能ガイド

NAVの記録・内訳・承認から探す

ファンド単位のNAVを登録し、基準日と状態を確認する機能を紹介します。

手入力の記録・入力補助と、投資先評価や会計残高からの一括再計算・締めを区別します。

Autais機能ガイド

NAVの数字を、基準日と内訳で確認

資産・負債・NAV・算定メモを保存し、過去の記録と承認状況を見比べます。

  • NAV記録
  • 内訳表示
  • 承認操作
  • 推移表示

Before 数字だけが引き継がれる

共有されたNAVの数字から、いつの値か、何を差し引いたか、確認済みかを調べ直す。

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After 基準日・内訳・状態を添える

基準日ごとの記録を開き、総資産・負債・NAV・未払項目・算定メモ・承認状態を確認する。

期待できるメリット

  • 基準日ごとの記録をまとめる
  • 内訳と算定メモを確認する
  • 未承認と承認済みを区別する

期待効果の例です。NAV承認のローカル操作検証範囲は承認申請スライドに記載しています。最新値が承認済みとは限らず、対外報告前に状態を確認します。

Autaisコード確認済み・操作検証前

基準日とNAVの内訳を記録する

NAVタブの「NAV記録」から、基準日ごとのレコードを作成します。

  • 基準日・総資産(GAV)・負債・NAVを入力し、未払報酬・未払キャリー・NAV/口・算定方法メモを補足して「登録」を選びます。
  • 保存状態は「下書き」「提出済」から選びます。「承認済」は通常の保存では選ばず、別の承認操作を使います。
  • 保存成功後は入力フォームが閉じます。修正可能な記録は一覧から選び、「編集」で直して「更新」を選びます。
下書きNAVの総資産・負債・NAV・未払項目と算定方法メモ(架空データ) クリックで全画面表示
実際のReact詳細部品を架空データで描画した表示例です。この例の未払報酬は負債に含めています。編集・保存・承認の実操作や会計数値の正しさを検証した画面ではありません。

画像を開く

別タブで開きます。元のスライドはそのまま残ります。

投資先評価や仕訳からの自動取込ではありません。各金額の範囲・通貨・未払項目の扱いをそろえて登録します。

Autaisコード確認済み・操作検証前

総資産と負債からNAVの入力を補助する

総資産または負債の入力を変えると、差額をNAV欄へ反映する処理があります。

  • 総資産と負債が入力されている場合、どちらかを変更すると差額をNAV欄に反映します。NAV欄そのものも手入力できます。
  • 未払報酬・未払キャリーは別欄で入力し、内訳として確認できます。NAV/口も別に入力します。
総資産負債を控除NAV欄へ反映
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

未払項目を追加で自動控除する処理ではありません。負債に含めた項目との二重控除を避け、NAV/口の計算や各帳簿との照合も別途確認します。

Autaisローカル操作検証済み・範囲限定

NAVを共通承認へ申請する

詳細の「承認申請」から「NAVの承認申請」を確認し、共通ワークフローへ申請します。申請だけでは承認済みになりません。

  • 有効なNAV用の承認定義が必要です。申請時にNAVの内容を固定し、申請中は編集・削除を拒否します。
  • 共通承認の状況・履歴から各段階の判断を確認します。最終承認後にNAVへ承認者・日時と結果を反映します。
  • 差戻し後は内容を訂正して新規申請します。取り下げ・再申請でも過去の申請内容と判断履歴を残します。承認済み記録は変更・削除できません。
内容を固定して申請共通承認で判断最終結果をNAVへ反映
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

2026年9月9日:2段階承認、差戻し・再申請、取り下げ、権限拒否をローカルの実画面で確認。実装は配備済みですが、配備先での業務E2E、社外承認、真の同時実行、モバイル詳細表示の改善は後続です。自己承認禁止などの運用判断も別途必要です。

Autaisコード確認済み・操作検証前

基準日ごとの推移と未承認件数を見る

一覧とサマリで、NAVの推移・前回比・未承認件数を表示します。

  • 一覧には基準日・NAV・状態が表示され、選ぶと詳細を開きます。サマリには「最新NAV」「NAV/口」「前回比」「未承認」があります。
  • NAVトレンドは正のNAV記録が2件以上ある場合に、基準日順で直近12件まで表示します。投資先別の内訳表示は、ファンドの投資先データが必要です。
基準日別一覧最新値・前回比未承認件数
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

最新値や前回比は承認済みだけの集計ではありません。基準日の間隔も一定とは限らず、NAVの増減を運用収益率と同一視しません。

Autaisコード確認済み・操作検証前

再計算・差異照合・確定版をつなぐ

入力の版を固定し、再計算差異を照合して報告版へ進める統合フローの企画です。

  • 評価額・現預金・未収未払等の入力元と基準日をそろえ、差異を説明できる構成を想定します。
  • 再計算前後の比較、例外の解消、確定版の固定、訂正と再報告の関係を残します。
入力元・基準日再計算・差異照合確定版・訂正履歴
説明用の項目図です。実際の画面ではありません。

NAVタブの「NAV確定ワークフロー(概算→仮→確定→訂正)」で、会計・評価データからの参考再計算値の提示、確定(ロック、承認者・日時)、訂正(理由必須、確定値は残したまま置き換えを表示)、各段階の差異照合ができます(FundNavWorkflowController、2026-09-17)。再報告は状態遷移で表し、レポート送付は含みません。参考再計算値はポートフォリオ残存価値と現金残高の合算で、未払報酬・費用の未払計上は含みません。

スクロールで全スライドを閲覧できます。目次・上下ボタン・上下矢印キーでも移動できます。